藤村正宏さんのブログ転載
■ カラ元気でひたすらやりつづけた先に
奇跡が起きつつあります。
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◆ 福島県いわき市の旅館『こいと』の話
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ボクの塾生の旅館が被災しました。
福島県いわき市、いわき湯本温泉旅館『こいと』です。
でも被災後、支配人の「ゆう」が
ダメ元で、地道に周りの人たちのために活動して
感動的なことが起きています。
そのことを
白馬『ホテル五龍館』の女将さん、
中村ゆかりさんからメールで知らせてもらいました。
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観光業界はまさに サバイバルです。
恐ろしい程の変化です。
外国人で賑わっていたゲレンデも お店も人っ子ひとりいない
外国人の撤収っぷり 素早かったぁ
お客様だけでなく、ホテルオーナーもです。
ついこの間まで 東京都内で99%稼働を誇っていたホテルの支配人が
「インバウンド(外国人観光客の誘致)やらなきゃダメだよ!」
と、いろいろ教えてくれたのに、この4月で閉めるそうです。
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本当に、先に書いたように、
今、観光地はとっても空いています。
観光業がサバイバル状態になっています。
そんな中でも、自分のできることを
やり続けた、「こいと旅館」のことが書いてあります。
中村ゆかりさんのメールです。
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このサバイバルの中、感動的なのは『こいと旅館』の出来事です。
皆さんもブログとかで ご存知と思いますが
いわき湯本の旅館は(『こいと』の周りに10件くらいある)
建物に被害があって営業できなかったり
放射能のニュースに 女将さんたちは
隣近所 み~んな すぐに避難してしまったそうなんです。
『こいと旅館』の女将さんも
早く早く逃げろとかなり催促されたんだって。
そんな中、支配人の「ゆう」が どうせダメでもできることを
「がんばっぺ!」って
本人も相当気合の入った カラ元気だったそうですが
旅館の食材を 炊き出ししたり動いていたら
自然に、こいと旅館に人が集まり避難所になり
いろんな人や支援が集まり
そしたら
「うちにいるのが不安だからこいとに居させてください」と
従業員が自主的に集まって来て、それでいち早く復旧したことで
東京電力さんや業者さんの宿泊を引き受け
日帰り温泉の再開して
まわりの旅館が ゴーストタウンの中
どんどん 人が集まるだけでなくて
温泉に入った人が
「ありがとう~」って 涙ながして
女将さんに言うんだって
お金いただいているのに
「こんなに感謝されて」 って本人も泣いてました。
放射能汚染と言われている
福島のいわきなのだから
これからどうやって生き残るんだろう、と思いました。
でも『こいと旅館』を見ていたら
福島の・・・地元
目の前を人を大切にしていたら
なにも 遠くの人を呼ばなくて
十分『こいと』の温泉で商売はできて行くし
この後も『こいと』の存在は復興に向けて シンボルというか
福島にとってなくてはならない
目立つ存在になっていくだろうと思います。
自然の脅威は大きいけれど
人ひとりのできることもまた大きいなぁ~
ゆうのカラ元気がここまで 大きくなったんだもんなぁ
と、感動しています。
これが「真理」ということなのだろうと思いました。
わたしは 五龍舘を守るため
精一杯 やっています。
これからが、さらに 大変だろうと思います。
自分のできることを、がんばる!
みんなで 「がんばっぺ!」ですね~~
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中村ゆかりさん、メールありがとうございます。
観光業はこれから大変な時期になります。
でもいわき湯本温泉のこいと旅館の「ゆぅ」は
辛いのに、自分のできることを
カラ元気でもやり続けた。
何度も泣きそうになったと思う。
そのたびに、スタッフや家族が支えてくれて
とうとう復活できるところまできたわけです。
本当にすごいです。
社長も女将も支配人も、そしてスタッフも心ひとつにして。
地元のみなさんのため。
日本を救う仕事をしている人のため。
福島県のいわき市で、元気に『こいと旅館』営業中です!
でも、まだまだ復興の途中です。
みなさんもぜひ応援してあげてください。
↓ ↓ ↓
<こいと旅館女将 ふーちゃんのブログ>
http://ameblo.jp/fumieokami/
<こいと旅館支配人 ゆぅのブログ>
http://ameblo.jp/ex31-eva7-690105/
<こいと旅館 スタッフブログ>
http://koitostaff.exblog.jp/
前のメルマガでも書きましたが
ビジネスの『真理』ってなんだろうなと思う。
ゆぅのように、周りの困っている人のために
一所懸命、奉仕することもまた、
『真理』なんです。
『真理』に沿ったビジネスって?
そういうふうに考えること、それが大事な世の中になってきた。
日時:2011年4月 8日 16:36