天地は絶対?
印刷の仕事で、「天地」の指定というのは絶対的なものだ。
名刺印刷にしても、たまに天地がどちらなのか分からないものがある。
特に、弊社では「完全データ割引」にするため、ファイル内への注釈などの不要データの書込を禁じているため、絵柄のみの面の「天地」に困ったりする。
最近、それとは別にアメリカタイプの名刺で、裏表の「天地」が逆さまになるものが続いた。
確かに、日本のように左右方向に回転させて裏面を見るのではなく、天地方向に回転させると裏面が正常に見えるためには「天地」逆さまでなければならない。
合理的といえば、合理的。
そうなるといままで信じている「天地」の絶対はあっけなく崩れてしまうのである。
そういう多様性ということが今は求められているのだろう。
日時:2011年5月20日 11:33