与田切自然館
与田切自然館
再び、おいしい「やさい・ごはん」をいただくために訪れた。
以前「与田切自然館」という名前を聞いて、最初はどこかそういう公共施設があってその一角で「お食事」を出しているところがあるのかと思っていたが実はご自宅だった。
オーナーは大阪の方で、ご夫婦で田舎ぐらしをするために飯島町飯島上の原に家を建て、ご自宅でお料理を出されている。
田舎もいろいろ探されたようだが、人手が入っていないところが良いということで、このお宅の上にはダムと発電所があるだけだという。
今回はお宅の2階も案内していただいた。もう10年来続けていらっしゃるというCDコンサートのためのオーディオルームには自作のオーディオがならび、ご夫婦で合唱出演のためプラハに行った際のポスターが貼られていた。
2階には泊まるスペースもあり、谷側の部屋からはどこを見ても自然という見晴らしだ。
ここはすでに人の領域ではなく、動物たちの領域ということで、クマはもちろん猿もこの見晴らしのいい2階のベランダの手すりに座って谷を眺めていることもあるのだと言う。
軒下には、大きなスズメバチの巣があった。これは去年のもので巣はすでに空だ。
なにかそれがこの家の居心地の良さを保証しているようにも思える。
九節板(クジョルパン)
クジョルパンというのは韓国宮廷料理だが、その野菜版をいただく。この真ん中のクレープのような生地に回りの野菜をのせ、ごまだれ(少し酸味がある)をかけ包んでいただく。この生地がもちもちとしてとてもシャキシャキした野菜と合う。小麦粉と少々のそば粉でつくり冷蔵するとこの食感になるとのこと。
ゆったりと時間がながれ、窓という窓からは自然のものしか見えない。
そして心地良い音楽。ご自宅というのも妙にリラックスできる。
2度目にして更に満足した一日だった。
日時:2011年6月20日 09:44