かっこいい名刺を持つ時の心がけ
名刺というのは自分の自己紹介なわけですが、その名刺にも二通りあります。
ひとつは言いたいことを伝える営業ツールとしての名刺。もうひとつは、イメージを伝えるかっこいい名刺です。
言いたいことをいう名刺は、このブログでも何度もお伝えしてきたことなのですが、「営業ツール」です。
誰もが知ってる商売であるとか、ブランドが通ってる商品を扱ってるとか、知名度があるとか、大企業だとかいう以外と営業百戦錬磨という場合以外は、営業ツール名刺でなければ、自分が行っていることを伝えることはなかなか難しいものです。
しかし、どうしたって「かっこいい名刺」が欲しい時もあるようです。
確かに、言いたいことを入れた名刺は、どこか野暮ったいのかもしれません。
営業できることを取るのか、かっこよさを取るのかなのですが(まあ両方取れればよいのでしょうけど)、デザインなどに拘る職種の方は、かっこよさを取ることが多いようです。
かっこ良い名刺というのは、概して伝えたいことが書いていません。
伝えたいことどころか、名前とメルアドしかなかったりします。
芸能人なら有りですが、フリーのお仕事で名刺がこれでは、自分のサービスや商品、ブランドを伝えるのは難しいでしょう。
そこで、情報量の少ないカッコいい系の名刺を持つ場合の3箇条。
1 職業とかけ離れたイメージにしない
やはり、デザインと職業はリンクしていたほうが良いです。
そうじゃないと混乱します。和物を扱っているのにメタル系だと混乱します。
2 サイトに誘導させてサイトに情報を載せる
ホームページやブログは必須。じゃないと後日コンタクトが来ることは皆無に近いです。サイト持ってたってそうそう来ないのですから。
ホームページには、情報をしっかり載せること。ホームページも雰囲気サイトだと、ますますぼんやりとした印象しか残しません。名刺からサイトURLに誘導する仕掛けも作ってください。
3 営業スキルを身につける
名刺を渡してぼーーーっとしていては向こうから聞いてくることはないです。せいぜい「わー、素敵なデザインの名刺ですね」。以上です。
名刺を渡して、次回のアポを取り付けられる営業スキルを身につけましょう。
質問が向こうから来るように、興味をもたせるスキルです。
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情報量の少ないかっこ良い名刺を持っている場合は、その向こうにちゃんと戦略があります。
人目につく活動をしていたり、トークが優れていたり、サイトが雄弁だったりするのです。
かっこいい名刺を持つことは、イメージアップにもなります。
しかし、名刺は初対面の一瞬で勝負する営業ツールであることを、お忘れなく。
Writing:櫻庭由紀子
日時:2013年12月24日 21:48